「これは朔望镜といい、朔月镜と望月镜の一対になってます。天界の戸籍表と连动しているので、これで映せば魔星の有无が分かります。また、一方通行ですが、朔月镜から望月镜へと、ものを転送することができます」
张天师が覗き込んで言った。
「路银や食料を渡すのに使えますな」
だが英贞童nVが首を振る。
「いえ。これは、魔星を移动させるのに使ってもらおうと思っています。追い出した魔星を手元に置きながら旅を続けるのは无理ですから、こちらに収星、つまり管理していただきたいのです」
「は?こちらに、管理?いや、闻き违いましたかな」
张天师が嫌そうな顔をする。
英贞童nVが、恭しく拝礼した。
「荒くれ者の魔星を管理できる者は、天界にもおりません。ですが、西王母娘々が言われたのです。竜虎山の张天师ならば法力は无双、うまく取りまとめられるでしょうと」
「なんと。他人任せにも程がある。竜虎山を留置场とでもお思いか」
怒り出した张天师を、英贞童nVが手でなだめた。
「胜手を言っているのは承知しております。一〇八星が揃いましたら、天界に连れ帰り、裁きを受けさせます。ですから、どうかお闻き届けください」
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